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就職希望のみなさまへ

ネット時代に求められる商社のあり方や

ニッパンの強み、今後のビジョン、

そして求める人材について、

代表取締役社長の中村 浩史が語ります。

かつて「ネット時代に商社は不要」
今は「ネット時代にこそ商社が必要」

私たちニッパン(日発販売)は、NHKニッパツグループの商社機能を担う会社です。商社といえば、インターネットの普及に伴い「不要論」が起こったこともあります。実際に、物を右から左へと受け渡すだけの商社は、淘汰されました。しかし一方で、2000年以降、大きく業績を伸ばしている商社もあります。

ネット全盛の現代、勝ち残る商社はどんな役割を果たしているのか。それは、価値の創造です。メーカーと顧客の間にいるだけの存在から、メーカーと顧客を結びつけて新しい価値を生み出す存在へと、商社のあり方は変化しているのです。ネット時代にこそ、商社のプロデュース機能、付加価値創造機能が求められています。

商社・小売業界の経常利益推移

商社・小売業界の経常利益推移

財務省の公表データを元に作成

特に専門商社は、業務の幅も活動エリアも急速に拡大している

ニッパンの事業は、オートパーツ事業プレシジョンパーツ事業産業インフラ事業の三つ。オートパーツ事業では自動車補修用部品や自動車関連部品を、プレシジョンパーツ事業では製造業で使われるばね部品や切削部品などを、産業インフラ事業では通信・医療・環境などの市場に向けた製品・システムを販売しています。

当社の主なターゲットである自動車市場は、国内では頭打ちの傾向にありますが、海外、特に新興国市場ではまだまだ拡大傾向にあります。加えて、EV(電気自動車)やHV(ハイブリッド)、PHV(プラグインハイブリッド)など、エコカーの普及も期待されています。これらの動きに合わせて、自動車部品の専門商社である当社の業務範囲もますます広がっています。

日本の新車販売台数の推移

日本の新車販売台数の推移

OICA(国際自動車工業会)公表データを元に作成

主要各国の乗用車販売数推移と予測

主要各国の乗用車販売数推移と予測

IHS Markit 「新興国市場:成熟市場」を元に作成

「守り」の提案と「攻め」の組織改革

自動車市場の変化のなかで、ニッパンとしてすべきことは「守り」の提案と「攻め」の組織改革です。

まず「守り」としては、国内自動車市場に対して、高精度化・精密化する品質仕様やニーズに応えるべく、商社の枠にとどまらない技術力・開発提案力を生かした提案をしていきます。たとえば、主要サプライヤーの自動車シート製造ラインに対して自動化の仕組みを提案し、従来では実現が難しいといわれたジャストインタイム対応を実現しました。産業インフラ事業においても、お客様工場の省人化・合理化につながる商材を提案しています。このような付加価値の高い提案により、市場環境にかかわらず売上を維持・拡大できる体質を目指します。

「攻め」としては、自動車関連事業の海外展開を一層強化するとともに、EV、HV、PHVといった今後の大きな拡大が見込まれる分野へリソースを投入していきます。さらに自動車にかかわらず、高度医療分野、5Gに代表される通信分野など新分野の開拓にも力を入れていきます。そのために、商社には珍しい技術本部を設置するなど、戦略的な組織体制を整えています。

2035年までの電動車の市場予測

2035年までの電動車の市場予測

富士経済 「2035年までの電動車の市場予測」を元に作成

世界における医療機器市場の動向

高齢化の進展や新興国の国際需要の拡大を受け、医療機器のグローバル市場は拡大傾向
(2014年時点で、約40兆円となり過去最大)

世界における医療機器市場の動向

Worldwide Medical Devices Market Forecasts「世界の医療機器市場の予測」を元に作成

2018年度と比較し伸びが予測される主な機器を記載(増加額が大きい順)

【2024年度予測】 【対2018年度増加額】 【増加率】
モバイル通信端末(公衆回線付) 21,782億円 1,991億円 10.1%
基地局通信装置 3,298億円 1,302億円 65.3%
固定通信装置 1,797億円 474億円 35.9%
デジタル伝送装置 1,729億円 440億円 34.1%
LANスイッチ 1,880億円 157億円 9.1%
光アクセス機器 215億円 18億円 8.9%

一般財団法人情報通信ネットワーク産業界「通信機器中期需要予測[2019-2024年度]」を元に作成

拡大するアジアをメインとしたグローバル市場への積極展開

特に海外市場の開拓には優先的に力を入れていく考えです。当社は海外4カ国(米国、中国、タイ、ベトナム)に5拠点を有しています。現在、全社の売上高に占める海外比率は10%程度ですが、東アジアを中心に各地域で拠点を増やしていくことで、売上を拡大し、海外比率を2~3年後に20%強へと増やす計画です。

そのために欠かせないのはグローバル人材です。英語が使える人材の採用・育成が急務となっています。そこで当社では、語学研修、海外トレーニー制度などの教育研修制度を充実させ、グローバルでの社員の活躍を支援しています。

グローバル市場

NHKグループのビジネス基盤が攻めのリスクを軽減

当社がこれらの成長戦略にリスクを取ってチャレンジできる理由は、世界的なばねメーカーであるNHK(日本発条)グループの一員という安定した経営基盤があるからです。ニッパンは、高品質・高機能が特徴のNHKブランド製品を主軸に販売することで高い収益性を確保しています。

また、NHK以外に1,000社に及ぶ層の厚いサプライヤーネットワークを構築。技術力のある中小の協力会社を開拓し、経営力強化や特許の取得なども含めてサポートし、二人三脚で一緒に成長してきました。さらに、顧客に対するレスポンスを高めるため、顧客の事業所に近い場所を中心に、全国に38カ所の営業・物流拠点を設置。その拠点も常に見直しを図り、不採算要素を早い段階で取り除くことで、収益悪化リスクを低減しています。

国内のNHKニッパツグループ企業一覧(連結子会社・持ち分法適用会社含む)

日本発条株式会社、日発運輸株式会社、株式会社ニッパツサービス、株式会社ジー・エル・ジー、ニッパツ機工株式会社、株式会社スミハツ、株式会社ホリキリ、ニッパツ九州株式会社、東北日発株式会社、株式会社アイテス、フォルシア・ニッパツ株式会社、フォルシア・ニッパツ九州株式会社、フォルシア・ニッパツ九州株式会社、ニッパツ水島株式会社、株式会社シンダイ、ニッパツフレックス株式会社、ニッパツフレックス株式会社、アヤセ精密株式会社、特殊発條興業株式会社、日発精密工業株式会社、株式会社ニッパツパーキングシステムズ、ニッパツ・メック株式会社、日本シャフト株式会社、株式会社トープラ、横浜機工株式会社、株式会社ニッパツ・ハーモニー

これからのニッパンにはポリバレントな人材が必要

当社が求める人材は、ひと言でいえば「ポリバレント」。サッカーなどで「複数のポジションをこなすことのできる選手」「ユーティリティプレイヤー」を意味する言葉です。

専門商社の仕事において複雑多岐なミッションが増えているなか、既存分野では、合理化・高品質化を実現するための高レベルな提案力や、各種リソースを再編成することで新しい価値を生み出していくファシリテーション力が求められています。また新規参入分野においては、未知の領域にも物怖じせずパワフルに市場を開拓する推進力、これまでにないアイデアで独自の強みを構築するクリエイティブ力などが必要になります。さらに、新しいテクノロジーを積極的に吸収し、与えられたミッションに活かしていく知的好奇心や行動力も欠かせません。

このすべてを備えている人はなかなかいませんが、仕事を通じてキャリアと経験を積み、多様な強みを持つポリバレントな人材に成長していきたいという、高い目標を持った人材を歓迎します。

ポリバレントな人材

ニッパンのニューノーマルデザイン

コロナ禍で生活が一変するなか、当社では、ニューノーマルな社会を見据えた変革を進めてきました。たとえば、対面や集合イベントなどFace to Faceで行っていた顧客・サプライヤーとのコミュニケーションは、オンライン主体に切り替えました。最初の緊急事態宣言時には、従業員の在宅勤務を速やかに実施。働き方改革の一環で導入していたクラウドサービスが、リモートワークに役立ちました。こうした取り組みには、NHKグループのなかでも当社がいち早く着手し、グループを推進する役割を担ってきたといえます。

なおパンデミック時に限らず当社では、サプライチェーンと連携したBCP対策を強化しています。顧客やサプライヤーの拠点は全国にくまなくあるので、大規模自然災害が起これば、必ずどこかの拠点が被災します。そのような場合でも製品供給を止めないために、安否情報収集や復旧支援の体制を常に保持しておく必要があるのです。

ニューノーマルデザイン

従業員エンゲージメント、ES(従業員満足度)を上げることも、ニューノーマルへの対応の一環と考えます。「人」が強みの源泉となる商社ビジネスにおいて、ESが上がらなければCS(顧客満足度)も上がらず、競争に勝ち残っていくことができないからです。

そこで当社ではESを高めるべく、働き方改革やワークスタイルの多様化に取り組んできました。たとえば、在宅勤務制度の制定や、会社への貢献度に合致した給与体系の設計などはその一例です。さらに、インフルエンザの予防接種を会社全額負担したり、コロナ禍の緊急事態宣言下で従業員を休業させた時には、法定では6割の支払いとされている休業手当を、全額補償したりもしました。今後も時代に合わせてESの向上を図っていきます。

事業を通じて社会に貢献する。ニッパンのCSR

サステナビリティ意識が高まるなか、社会貢献活動について関心を持つ学生の皆さんも多いことでしょう。当社では、ISO14001に基づく環境保全活動を推進していますが、それ以前に、ビジネスそのものを通じて社会に貢献することが重要だと考えます。そして実際に、地球環境に配慮した商品開発やEVなどのエコカーへの取り組みを加速させています。

そもそも社会貢献活動は、業績の安定が大前提。本業できちんと利益を上げてなければ、社会への役割は果たせないということ。その意味では、売上・利益率・資金力をもうワンランク、ツーランク上げ、NHKグループのなかでも随一の強固な経営体質を実現したいと考えています。

私たちニッパンの仲間に加わり、事業を通じて社会に貢献したいと思っていただける方のご応募を、心よりお待ちしています。

内定者の声

日発販売株式会社の第一印象

→とても落ち着いた人が多いように感じました。商社というといわゆる体育会系の企業が多いのではないかと考えましたが、同業他社と比べ、落ち着いた印象の方が多いように感じました。

ニッパンは
ワーク&ライフパートナーです

働くということは、⼈⽣の⼤半の時間を費やすことになります。みなさんの貴重な時間を提供いただく訳ですから、雇⽤するニッパンとしても、みなさんの働き⽅(ワーク)だけでなく、⽣活の充実(ライフ)も含めてサポートできる存在でありたいと考えています。

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